キット・セバスチャン(Kit Sebastian)

キット・セバスチャン(Kit Sebastian)

キット・セバスチャン(Kit Sebastian)は、2018年(平成31年)に結成されたボーカル・作詞・映像担当でトルコ・イスタンブール出身の女性「メルヴェ・エルデム(Merve Erdem)当時29歳」と、ロンドンを拠点に活動し、すべての楽器パートを手がけるフランス人男性「キット・マーティン(Kit Martin)当時24歳」の男女デュオ(二人組)です。

ロンドンで結成されたこのデュオは、アングロサクソンのポップ・ミュージック、トルコの伝承音楽、そしてフランスのサイケデリアにインスパイアされ、独自の音楽ジャンルを展開しています。

2019年(令和元年)7月19日、ファースト・アルバム『Mantra Monderne』でデビューしました。

公式ホームページ(英語)

メンバー

メルヴェ・エルデム(Merve Erdem) メルヴェ・エルデム ボーカル・作詞・映像担当。1990年6月5日生まれ。
キット・マーティン(Kit Martin) キット・マーティン ボーカル・全楽器担当。1995年10月31日生まれ。

キット・セバスチャン(Kit Sebastian)のデータ

キット・セバスチャン(Kit Sebastian)のデータ

画像出典:elbjazz.de

BIOGRAPHY
来歴 2016年(平成29年)- Facebook,soundcloud等でキットのソロプロジェクトとして活動開始
2018年(平成31年)- トルコ女性「メルヴェ・エルデム」がボーカルで参加
DISCOGRAPHY
アルバム [LP] 2019年(令和元年)7月19日 - Mantra Moderne
2020年(令和2年)4月10日 - Mantra Moderne (Deluxe Edition)
2021年(令和3年)10月1日 - Melodi
2024年(令和6年)9月27日 - New Internationale
シングル [EP] 2020年(令和2年)2月7日 - Kit Sebastian Remix (EP)
2020年(令和2年)11月27日 - Ennui / Abandoned
2021年(令和3年)2月26日 - Question / Rain
2021年(令和3年)7月7日 - Agitate
2021年(令和3年)8月20日 - Inertia
2021年(令和3年)9月17日 - Elegy for Love
2022年(令和4年)4月1日 - Şinanay / French Disko
2022年(令和4年)11月11日 - Hayat
2023年(令和5年)6月23日 - L'addio
2023年(令和5年)8月30日 - Out of Touch
2024年(令和6年)6月20日 - Faust
2024年(令和6年)7月30日 - Metropolis
2024年(令和6年)8月27日 - Kiss (EP)
2024年(令和6年)9月10日 - Bul Bul Bul (EP)
2024年(令和6年)12月17日 - Enkaz

STORY

キット・セバスチャンのSTORY

出典:thevinylfactory.com

「キット・セバスチャン(Kit Sebastian)」の音楽を知るために、まずメイン・メンバーで作曲家のキット・セバスチャン・エリオット・マーティン(Kit Sebastian Elliot Martin)の音楽キャリアのスタートを追っていきます。

キットは、12歳のときにブルース・ギターをはじめ、15歳の時にピアノに転向し、それから色々な民族楽器を習得し演奏してきました。その後、ギルドホール音楽演劇学校で「映画音楽」を作曲することを学び、チャールズ・ハウル(Charles Howl)と4年間音楽制作を共にしてきました。

ソフトマシーンのようなプログレッシブ・ロックが好きだったキットは、英国ロンドンの都市部での暮らしよりデジタルの誘惑がないフランスの片田舎を好み、その時に「国境を越えた音楽」に深い興味をおぼえました。

いっぽうメルヴェ・エルデム(Merve Erdem)は、中東トルコのイスタンブールで生まれ、イタリア・ローマで映画を学んだのち、米国と英国に居住して働いていました。

キット・セバスチャン結成

2018年(平成31年)キット・マーティン(Kit Martin)は、SNSで「トルコの歌手を募集中」という投稿をしました。

ちょうど、 トルコからロンドンに引っ越して1ヵ月が経っていたエミー・メルヴェ・エルデム(Emine Merve Erdem)が、その投稿を見つけ「黒海地方の山で歌う村人」になりきった動画をキットに送ると、彼は気に入ってくれ、そこから音楽・映画・感性について二人で話すうちに、芸術的な感性や好みがかなり共通していることがわかりました。

その後の「キット・セバスチャン」の音楽の主軸・特徴となるアナトリア・ロック(トルコの民族音楽とロックの融合)やサイケデリック、ブラジルのトロピカリア(ブラジルで1960年代後半に起きた音楽を中心にした芸術運動)に影響を受けたサウンドを作るスタートラインとして、二人がお互い「異国の文化」への好奇心が旺盛だと認識し、一緒に音楽を作ることでお互いの共通点や普遍性を追求できればと思ったことが結成のきっかけでした。

二人が作りだす音楽は、英語・トルコ語・フランス語の3つの異なる言語をミックスし、詞のテーマは愛・喪失・衰退・言語・イデオロギーなど普遍的な物語を歌っています。

出典:vinylmeplease.com,indienative.com,girlsinfilm.net

  • シングル・アルバム作品

    20件
  • コンサート・映像作品・本(雑誌)・グッズ

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